【解説】パーマはどうやってかかるのでしょうか?
パーマしていて何度も液をかけられたことありませんか?
雄作独白第9回めです。
今回は「パーマはどうやってかかるのか?」についてです。
パーマをかけた事のある方なら経験があると思います、何度も薬液を付けられた経験。
「わたし、かかりにくいのかなー?」
「また時間置かれちゃったなー・・・」
「髪の毛は痛まないのかなー?」
・・・お客様はこんな風に考えた事があるはず。
ご安心下さい、大丈夫です。
パーマは髪の毛の結合をいちど切って、また曲げて繋げるんです。
シンプルに言いますとパーマの理論はこれだけなんです。
元々の髪の毛の形状を保っている結合を切って、望む形に曲げて繋げるのです。
行程を説明します。
- 1液→結合を切る
- 中間水洗→1液の効果を止める
- 2液→巻いている形に結合を繋げる
このステップは必要不可欠です。
この時点で最低3度薬液を髪の毛に付けます。
そして2液は付きムラを無くす為と浸透させるために2度付けしますから、計4回は付けることになるわけです。
ですから、パーマは薬液を髪の毛へ何度か付ける必要があるのです。
もちろん美容師はダメージを最小限に留めるために薬液選定、前処置のトリートメント、巻く技術、後処理のトリートメントを施しながらパーマをかけ、仕上げて行きます。
手触りが悪くなってしまっては、せっかくのパーマを楽しめませんからね。
ちょっとした疑問が解消されましたでしょうか?
文章・青木雄作