髪の質感っていうけど、どういう事?に青木が答えます。
美容師さんがよく使う質感とは?
カウンセリングやヘアスタイルの説明の時に、一度は「質感」という言葉を聞くと思います。この「質感」とは?
『質感』という言葉はよく耳にすると思います。柔らかい、硬いなどです。
材質がもつ、視覚的・触覚的な感じを表す言葉として使われます。
視覚的で例えると・・・
冬の羽毛布団、ふわふわで柔らかく暖かい雰囲気がイメージできるでしょう。
逆にコンクリートの壁、冷たい、硬いなどを思い浮かべるでしょう。
このように視覚的な質感の表現を美容師は髪の毛で表現します。
同じように想像してみて下さい。
ふわっふわの揺れるパーマのスタイル。
柔らかさや、優しさを感じませんか?
またはストレートスタイル。
艶のある、女性らしさを感じませんか?
お客様の持つ元々の髪質と、なりたい髪質は無いものねだりの場合が多いです。
『硬い毛質で髪の毛が多いけど柔らかく見せたい。』
『ボリュームが出ないけど髪を多く見せたい』
『髪が多くて重たく見えるので軽く見せたい』
美容師は、これを叶えるため髪の毛にこれに近い質感をあたえます。
硬い髪の毛でも毛先にパーマをかけて柔らかい質感に見せる。
ボリュームが出にくい毛質にカットで動きを出したり、パーマで立ち上げる。
カラーで少し髪の色を変えて、透明感を出すなど、スタイルで質感チェンジします。
もう一つ、触覚的で例えると・・・
伝わりやすいのは手触りではないでしょうか?
乾燥している毛やダメージ毛は手触りもゴワゴワ、キシキシした質感になってます。
しかし、トリートメントするとどうでしょう、サラサラつるつるの質感に変わります。
これも質感チェンジです。
素敵なヘアスタイルになるためには美容師の技術とお客様のご自宅でのヘアケアの二人三脚が必要不可欠というです。質感チェンジを楽しんでいきましょう。
文章・青木 雄作