【春のおススメ】春が旬!初鰹を食べて美肌になりましょう!?
もうすぐ初鰹
高知の名産品といえば、やはり鰹ですよね!
鰹の旬は秋というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
実は鰹は、春が旬の初鰹と秋が旬の戻り鰹の2種類があり、味わいが全然違います。
南から北上する途中で、3月頃から獲れる初鰹は脂の乗りが少なく、あっさりとした味わいです。身も締まっていてプリプリとしています。
一方、北上して南下する戻り鰹は、初鰹と違い脂が多くもっちりとした食感で、重厚感のある味わいです。
鰹にはこんな栄養素が含まれます
鰹には血液サラサラ効果のあるEPA、脳の働きを活性化してくれるDHA、タウリン、ビタミンA、ビタミンB群(B1・B2・B6・B12)葉酸、ビタミンD、鉄、カルシウム、カリウム、亜鉛などのミネラル類がバランス良く含まれています。
鰹が美容に効果的な理由
鰹に含まれる主なビタミンはこんなものです。
B1・・・0.13㎎
B2・・・0.17㎎
B6・・・0.76㎎
B12・・・8.4㎎
葉酸・・・6μg
ビタミンB群に注目してみてください!
ビタミンB6は腸で吸収され皮膚の内部に到達し、ダメージを受けた細胞に働きかけて細胞分裂を促す働きがあります。そしてビタミンB6と葉酸の働きでお肌のターンオーバーを整え、お肌を再生する手助けをしてくれます。
鰹には、このビタミンB6が多く含まれますが、ビタミンB6が効率良く身体に吸収されるためにはビタミンB2が必要不可欠なのです!
お気づきかと思いますが、鰹にはビタミンB2も含まれているので、ビタミンB群をとても効率良く摂れる理想の美肌食材という事になりますね♪
ちなみに、鰹のタタキ4切れ(約70g)に含まれる各栄養素は、厚生労働省の定める1日の摂取推奨量に対し、ビタミンB12は約250%、ビタミンB6は約45%、ビタミンB2は約10%、鉄・カリウム・マグネシウムはそれぞれ約10%です。
ビタミンB群が豊富な事で知られる豚肉でも、100gでビタミンB群の含有量は1日の摂取量に対して30%ですので、鰹はビタミンB群の豊富な食材といえますね。
美肌だけじゃない!?鰹のすごいポイント
①豊富な鉄分で貧血を予防
鉄分、B12の含有量は魚の中でもトップクラスです。
②新陳代謝を促して美肌づくりをサポート
実は鰹には、代謝に欠かせないナイアシンとパントテン酸が豊富に含まれていて、皮膚や毛髪・爪などの成長促進に関わるビタミンB₂、ビタミンB₆も一緒に摂る事ができるので、お肌のシミを予防し、若々しくキレイな肌づくりを手助けしてくれます。
③ニキビや吹き出物をなくし、くすみのないお肌へ
不飽和脂肪酸であるEPAやDHAを摂ることで、ニキビやアレルギーの原因となるアラキドン酸の摂取を減らすことができます。
④お顔や手足のむくみを緩和
カリウムは余分な塩分を排出する働きがあり、むくみを改善してくれます。
⑤幸せホルモンで表情美人
ビタミンB6は幸福ホルモンのセトロニンや快楽ホルモンのドーパミンの合成に大きく関わっています。
⑥歯や骨を形成し、いつまでも健康で若々しく
ビタミンDは体内でのカルシウムの吸収を効率的にして、健康的な骨や歯の形成をサポートします。
もちろん、鰹だけでは美肌には近づけませんので、3食の食事で栄養をバランス良く摂り、しっかり睡眠・運動をして、健康的な美肌を目指しましょう!
文章・平田奈美