【美容師が使う言葉】ニュアンスって、どういう意味?
ヘアスタイルによるニュアンスについて
ファッション誌やヘアスタイルでよく使われる『ニュアンス◯◯』
このニュアンスという言葉とても分かりにくい表現です。
<ニュアンスの意味>を調べますと、
(表現・感情・色彩などの)微妙な意味合いや色合い。また,そのわずかな差異とあります。
これは、
「本質は同じだけど微妙な雰囲気の違い」
または、
「見えない何かを感じるさま」
または、
「雰囲気から感じられる味わい」
辞書で調べるとこのようななんとも曖昧な意味合いが並びます。
美容室で意味する「ニュアンス」とは?
じゃあ美容室で言うとどうなるのか?
ヘアスタイルで、このニュアンスを表現するのがパーマです。
メンズパーマやショートスタイルにかけたパーマ
『パーマだけど自然とフワッと立ち上がる』
『パーマだけどパーマに見えない動き』
『やわらかい雰囲気に髪の毛が見える。パーマ』
このメンズスタイルは、言うなればニュアンス・パーマです。
クセ毛なのか?パーマなのか?実際はパーマをかけています。
このパーマは強いパーマで『これはパーマをかけているな!』っと分かってしまうとニュアンスパーマではなくなります。
ニュアンスだから、ニュアンス。
このようにニュアンスの表現はとても難しく、人によっても感じ方が違います。
だからこそニュアンスなのでしょう。
この人の感覚によって違う『ニュアンス』で失敗しやすいのが美容師さんとのカウンセリングです。
❏失敗にないために
ヘアスタイルを担当の美容師さんと相談する時、なりたいイメージの画像や切抜きを1枚だけではなく、3枚ほど準備しておくといいでしょう。
これはヘアスタイルのイメージももちろんですが、
『大人っぽい感じ』『かわいい感じ』お客様の思う、こんな感じが好き!っというファッションやモデルの全体像でも大丈夫です。
こうすることで、『◯◯な感じ』ニュアンス的な表現がリアルになりますので、失敗の少ないしっかりとしたカウンセリングが美容師側もできます。
『微妙にニュアンスが違っていた』なんて残念な事にならないように。しっかり伝えましょう。
全力で素敵なヘアスタイルにさせていただきます。
文章・青木雄作