【Q&A】夏にご用心!頭皮の熱が起こすいろいろなこと・・・
頭皮の温度が高い
私たち美容師はシャンプーさせていただいているときに、自分の手のひらでお客様の頭皮が温かく熱を持ったようになられてることを感じることがしばしばあります。
長時間外にいた時に、頭皮【地肌】に触れると熱がこもった感じになってることがありませんか?特にこめかみ部分、後頭部にその症状がある方が多いようです。
お聞きすると、それに気づいていない方もいらっしゃいますが、症状として頭痛や後頭部の重さを感じてる方が多いのです。
そういう場合には血流を促し、もみほぐすようにシャンプーケアさせていただいています。
更にお疲れのあるそういう方には特に、個室でできる20分~40分のヘッドスパもオススメさせていただいています。
頭皮の温度は健康バロメーター
ゴールデンウィークが終るころから暑い日が出始めて、ふとそういえば頭皮の温度ってどれくらいなのかな?って思って調べてみました。
ちょっと疲れてきてるなー、なんとなく頭が重いなーって感じている方は、頭皮の温度チェックしてみて下さい。
頭皮の温度はレーザー温度計で計る事が出来るようです。とはいっても頭皮の温度を計るレーザー温度計はもっていないのでわかりにくいですよね。ふつうの家庭にはありませんし。
個人差もありますが、脇の下の温度よりも3.5℃程度低いくらいが良いとされています。
日本人の体温の平均36.89℃だそうですから、頭皮は33.4℃くらいが目安となるそうです。
これだと自分の体温と近いと「熱い」ということで判断できますよね。
頭皮を、まめにチェックして違いを感じるか、頭皮の固さでチェックしてみてください。温度が低いと一般的には硬く血行が悪くなり、高いとぶよぶよと浮腫む感じになります。
頭皮の温度が低くても、高くても、要注意!?
体温が低すぎても高すぎても、そこには何らかの「隠れ原因」があるように、頭皮の温度も同様に適温範囲でないとこういうことが考えられます。
頭皮の温度が低い場合
頭皮の温度が30度前後しかない人は、頭皮が冷えてしまっている状態です。
頭皮の血行が悪く、血が十分に巡っていないと冷えがおこってしまいます。
血行不良は、毛根の栄養不足に繋がり、薄毛の原因となります。
頭皮の温度が高い場合
頭皮の温度が高いという人は、頭皮に熱を持ってしまっているということです。
温度の低い場合に比べると、高い場合は指先で触ればすぐに熱いとわかります。
熱をもつ原因としては、
・帽子などによる熱のこもりが起こっている
・サウナや入浴直後である
・頭皮が炎症を起こしている
・熱中症にかかっているなどです。
頭皮の炎症は薄毛につながる他、痒みや痛みの症状がでる可能性もあります。
やはり頭皮環境は大切にしたいものです。
これから暑くなってきて、BBQやアウトドアなど外でのレジャー機会が増えると、頭皮の温度は保ちにくい季節です、ご家庭で簡単にできる頭皮のクールダウンシャンプーなんかもオススメです。
文章・西村千夏