濡らした状態でカットするのと、乾いてる状態でカットする違いはありますか?
美容室でカットをする時に、濡らして切る時と、乾いたまま切る時がありますが、それはどうしてですか?
・・・というご質問に対して、リグレッタの副店長・西村千夏がお答えします。
それは、普段の扱い易さに影響してくるんです
まず、スタイリストはご来店頂いた時の髪の状態、服装を観察してます、そしてカウンセリングで決まる内容により、シャンプーせずにカットするか?シャンプーするか?を判断しています。
なぜ濡らしてきるの?
髪は濡らす事によって寝ぐせ、乾かし癖がとれ、本来もっているクセも落ちつた状態になります。更に、水で膨張しているため強度も落ちて切りやすくなり、重みで下にひっぱられ長くなってるイメージと思って下さい。
正確なカット、美しい切り口で切るためにはウエットできります。
長さをだいたい5センチ以上切る方、スタイルチェンジをされる方などは濡らして切る事が多くなります。
では、なぜ乾いた状態で切るの?
髪の毛は完全に乾かすと根元は立ち上がり、水分が無くなるためクセがでて横に広がり、短くなるイメージと思って下さい。
普段の髪の状態が解るため、毛量調整、癖の出方を見て収まるようにカットしやすくなります。
あまり長さを変えない方、形は好きだけど軽くしたい方はドライして切る事が多くなります。
もちろん、濡らしてカットした後も乾かしてから再度チェックして毛量調節しています。
なにげなくしているように見えると思いますが、実は各スタイリストが培ってこだわってる部分なんです
よく聞くお客様の失敗談(涙)
自分で前髪を切って短くなった!!と、いう方
濡らした状態で切りませんでしたか?
髪は濡らすと根元は落ち着き、水分で重くて下に引っ張られてる状態でしたよね!
と、いうことは、髪は乾いた状態でひっぱらないように切ると失敗がなくなりますね~
ぜひ、やってみて下さい。
文章・西村千夏