カラートリートメントの良し悪し、自宅でのアイロンの仕方、サロンシャンプーの効力について
いろんなお悩み、ご質問にお答えします
担当するのは、美容室リグレッタのトップ・スタイリスト、上総誉敬です。
質問1、カラートリートメント剤は良いのですか?
お答え:
敏感な肌の方や、通常のカラーリングに支障がある方が、手軽に出来るカラーとしてカラートリートメントを使う方が増えてきていると認識しています。
白髪を少しカバーしたり、通常しているカラーを長持ちさせたり、良い面もたくさんありますがデメリットもあります。
サロンカラーやホームカラー行う際に、トリートメントカラーをしている事で、髪に残った色素が染まりを阻害し、本来希望するカラーの仕上がりにならない事があります。
色ムラの原因になったりもしますので、健康志向で白髪カバーぐらいでと選ぶ方に最適で、色味重視でお洒落志向の方にはおすすめしません。
当然アルカリカラーのようなブリーチ力はありませんので、明るめに染めたい方には不向きです。
質問2、自分でするアイロンは傷むのですか?
お答え:
使い方を間違わなければ、傷みを軽減する事は出来ます。
特に注意していただきたいことは「アイロンを入れる際、髪の毛に水分が残っていませんか?」ということです。
水分が残ったままアイロンを入れてしまうと、毛髪内の水分が熱されて膨張し、ナノ単位で破裂状態になって断毛や裂けてしまったりしてしまいます。
当然、長時間アイロンを使用すると、髪の毛のタンパク質が熱変性を起こし、ダメージしてしまいます。
このことから、ご自分でアイロンされる場合に気を付けて頂くとしたら…
1・熱から守るアウトバストリートメント(オイル系)をしっかり付けましょう。
2・水分をしっかりドライしてからアイロンしましょう。
3・アイロンの設定温度を160℃~180℃で出来るだけ素早く一気に…。
上記の使い方でも、やはりダメージしてしまいますので、使用頻度を考えましょう。
質問3、パーマやカラーもしていないのですが、美容室のシャンプーを使えばトリートメントをしなくていいの?
お答え:
リグレッタのシャンプーは、糖やミネラル豊富(医療用点滴成分のような)なシャンプーです。このようなシャンプーを使っていても….紫外線・ドライヤーやアイロンを使用することで髪の毛のタンパク質は変性し、ダメージを起こしてしまいます。
シャンプーに栄養分がありますが、もっと栄養があるトリートメントを補う方が健やかになるのは当たり前の事なのです。
だからシャンプーだけでなく、トリートメントも使うことで、もっとしっかりケアする事に間違いありませんので、お使い頂くことをお勧めします。
(美容室リグレッタ・マネージャー上総誉敬)