美容室サロンでおすすめするトリートメントについて
トリートメントについて
市販のシャンプーやトリートメントって、いろいろあって効果も違うようだから何が私に合っているのか分からない・・・そんな時、髪のプロである美容師にお尋ねください。今回はトリートメントに対してのご質問にお答えしてまいります。
お答えするのは、美容室リグレッタの若手ナンバー1の人気者・平田奈美です。
洗い流すタイプと、洗い流さないタイプのトリートメントとの違いは何ですか?
洗い流すタイプのトリートメントはシャンプーの後適量を塗布し、洗い流してからドライをしていきますが、洗い流さないタイプのトリートメントは毛髪を乾かす直前に適量を塗布しそのままドライヤーで乾かしていきます。
トリートメントには、「毛髪内部に浸透し、損傷をカバーして髪を補修する」役割があり、洗い流さないトリートメントには上記の役割に加えて、「ドライヤーの熱や紫外線から髪を守る」という役割もあります。
洗い流さないトリートメントは髪に補修成分が1日中残り続けるため、日常生活のダメージからも髪を効果的に守ることができるのです。
トリートメントはすぐに洗い流さない方がいいのですか?
トリートメントは髪の毛の内部にまで浸透し、髪の毛に栄養を補給する働きがあります。 また栄養だけでなく、髪の毛の表面には油分を、内部には水分を与えてくれます。表面の油分が、ドライヤーの熱などの外部刺激から、髪の毛を守る役目を果たしているのです。
リンスとは違いトリートメントは、内部に働きかける必要があります。そのためには時間が必要です。 トリートメントをした後は、5~10分ほど時間をおく方が効果を期待できます。
トリートメントが髪の毛の内部に浸透するためには、キューティクルの隙間から侵入しなくてはいけません。
キューティクルは、髪の毛の表面を覆っている組織です。健康な髪の毛だと、キューティクルはウロコ状になっていて、髪の毛の内部に外部のものが侵入できない構造になっています。 トリートメントを浸透させるには、キューティクルを開かせなければならないのです。キューティクルは、濡れれば開くという性質をもっています。 シャンプーで汚れを取って濡れた状態は、トリートメントが侵入しやすくなっています。トリートメントを塗った後、すぐに流してしまっては、せっかく開いたキューティクルの隙間に入っていく時間がありません。
引用: myreco.me
もっと効果的にトリートメントを働かせるには蒸しタオルがオススメです。 熱めのお湯でタオルを絞るだけで完成です。 この蒸しタオルでトリートメントを塗った頭に巻いて5~10分ほど待ちましょう。髪の毛が乾いてキューティクルが閉じてしまう心配もありません。 また蒸しタオル内の温度も高くなるので、トリートメントが髪の毛の内部に浸透しやすい環境になります。
引用:myreco.me
トリートメントをすぐに流してしまっては、リンスのような効果しか得ることが出来ません。時間をおくだけで、効果がアップします。
(美容室リグレッタ・平田奈美)